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エン ゲージ第二話 起



エン ゲージ


第2話 「蜻蛉日誌」 起






 


「テストテストテスト…こんなにテストして意味あんの?」

「シンクロ率零の原因を突き止める為には、より多くのデータを集めるしかないのよ。
 なんども言わせないでくれるかしら」

「もぉ、ピリピリしちゃって………んじゃシンちゃんとレイは第二発令所で待機しててねん。
 レイは退院したばっかだから、今日の戦闘訓練は軽く汗流す程度であがっておっけーよ。
 準備できたら呼ぶから」

「はい。
 行こうか、綾波」
「はい」

何故?はじめてなのにはじめてじゃない感じ。
この人は誰


「あっらぁーシンちゃん。もー呼び捨て?いつの間にぃーこのこのぉー」

「み、みさとさん!!」

「もぉ二人はあっちっちってかぁーー。んでご結婚はいつですか?」

「……酔ってますね」


「結婚…わからない」

「んと。愛し合う事、助けあう事。いつも一緒にいる事…
 うーんとまだあると思うけど……とにかくそういう事だよ」

「シンちゃーん。そんな説明じゃわかんないわよ」

「そうですか?」

「そうよねレイ………レイ?」

困ったような…嬉しそうにも見えるし。
なんか複雑な顔してるわね


「……私はこの人と結婚するの?」
「へ?」
ベキン

「………碇。そのペンは高かったのだがな」

「問題ない」

「………まぁいい。
 しかし我々が直接職員をモニターせねばならん事態というのも末期的ではあるな」
「必要な事だ」
「単なる愚痴に過ぎんよ。専門家の助けは欲しいところだがな」
「心あたりはある。が、その前に彼にはやってもらう事がある」
「便利な男である事は否定はせんがね
 ……葛城君の考課表は……………これか…勤務時間内の飲酒は…今週5度目だな」

「動いてさえいればいい」

「私としては働いて欲しいのだがね。まぁ厳重注意としておくか」




「けけけけけけけけ結婚?僕と?」
「…ん」


「シンちゃん」

「なんですかミサトさん」

「ずいぶんレイに好かれちゃってるけど…なんかしたわけ?」

「うううううううううううううーーーーーーーん………そんな覚えないですけど」

「そうすっと…………レイがシンちゃんに一目惚れしたのねっ。そうでしょレイ」

「ひとめぼれ…
 人の嗜好に合うように人の手によって作られた米の一種」

「いや、それも間違いじゃないんだけど…」

「一目惚れだよ。はじめて会った時から好きになる事だよ」

「好き?」

「その人の笑顔が見たい。その為なら自分の出来る限りの事をしたい…………そんな気持ちの事かな」

「私の事好き?」

「ぼぼぼぼぼぼくが?」
「ん」

「あああああああああやなみを?」
「こくん」


む…………これ以上聞かせて暴れられてもコトだな。
話をそらすか

「会議はいいのかね」

「代わりは送ってある」

「また青葉君かね。彼にも気の毒だが」





【委員会】


「また君かね」
「碇はどうしているのだ」
「君にこんな陵辱をあたえるのは、我々の本意ではないのだがな」
「まったくだ」


「自分は少しも気にしてないっス」


「今時の若い者には恥じらいというモノが足りんな」
「男同士という事も考慮すべきだろう」
「この席に女性を呼べと言うのかね」
「必要な人材を起用するに、性別にとらわれるのは愚か者の選択というものだよ」
「全然同意する」
「どういう意味かねそれは」


「諸君、本題に立ち返るよう願う。
 我々の目的は彼の恥じらう表情を見る事ではない」


「司令も気にしないと思うっス」


(((((恥じらう碇ゲンドウ………)))))



「「「「「フクヲキテクレ!!!」」」」」





【NERV】


「それにしてもそろそろ直談判する必要があるのじゃないか?」

「不要だ」

「零号機の改修もまだだろう?予算が足らんぞ」

「今はまだ早い…それだけの事だ」

「うつべき手は打ったという事か」

「今書いている所だ」

「?
 養子縁組…レイ君とシンジ君を兄妹にするつもりか」

「安心しろ冬月。結婚などさせんよ」


養子縁組で婚姻が不可能になるのは、養父であるお前だけだ。
…………何を考えている。碇




「どう?マヤ」

「原因不明です」

「それなのに初号機は起動している。
 何故動いているの…シンジ君はシンクロしていないのに」

「ハーモニクスは正常ですね」

「プラグ深度をれーこんま2増やしてみて」

「シンクロ率は………………変化なし…みたいです」

「……………あばれちゃうぞ




「…うー……ああ……初号機の起動試験が始まったようだな。
 しかし、よく乗ってくれる気になったものだ」
「ふっ」

「…その為のレイか」
「違う」

「しかしシンジ君がレイ君を守るために、初号機に乗る決心をしたのも事実だ。
 お前もそれを狙っていたのではないのかね」

「レイを守るためではないな」

「?」

「己を守るためだ。
 レイを見捨てることで非難される自分を、哀れんだに過ぎんよ」

「……それも物事の一面ではあるがな」

「人というものは単純なものですよ…冬月先生」


「………………………前回の戦闘の詳報が回ってきている。目を通しておいてくれ」


パタン




「父と子か…………………やりきれんな」












呆れるほどの強い日差しの中。
ランドセルを背負った少女を背負う少年が居る。というか歩いている。
それほど逞しい体つきでもないが、活動的な印象を見る人に与えているのは少年の着るジャージの効果だろう。


「お兄ちゃん、もういいよ。お兄ちゃんが遅刻しちゃうよ」

「せやて自分で歩けへんやろ?」

「平気だもん。ちょっとくじいて死ぬほど痛いだけよ」

どこらへんがダイジョブなんや………
ハリセンを用意しとうたら突っ込むとこなんやが…忘れてもうた。
不甲斐ない兄ちゃんを許してな


「………足をくじくやなんてドジなやっちゃな」

「飛行機が落ちてきたんだもん。びっくりしたんだから」

「そんでシェルターに入れなかったんか」

「うん」

「よう無事やったな。不幸中の幸いちゅうこっちゃ」

「あのロボットのおかげだね。凄かったんだから」

「ほうか」

「きっとカッコいい人が乗っていたんだよ。凄かったんだから」

「そりゃ何度も聞いたわ」

「あんちゃん、すかん」




          ○●○●○●○●○●○●○●○●○●


「赤木、葛城。両名参りました」

「入りたまえ」
「ハッ」


「この戦闘詳報に間違いはないのかね」

「はい」

「知りすぎている…………碇、お前が教え…ているはずもないか」

「赤木博士、外部からの侵入の痕跡は?」

「MAGIシステムに異常は見受けられません。また、本部施設のセキュリティも正常に作動中です」

「一介の中学生に情報が漏れたとは思いたくないものだが…私は監査部諜報部保安部をあたってみることにするよ」

「ああ、たのむ」

「一番可能性が高いのは、何者かがシンジ君に機密を漏らしているということだが。
 その場合、何らかの意図があると考えるのは自明の理…しかし………わからんな」

「NERVの情報の誘導、それにより我々に誤謬を冒させる事…これで説明がつくのではないでしょうか」

「我々が中学生の言うことを鵜呑みにするとでも?侮られたものだな」

「人は自分の信じたいことを信じます。情報が事実であるから信じるのではありません」

「八卦見のようなものか。
碇、サードチルドレンを破棄するかね」



「葛城一尉、君にはサードの監視と養護を頼んでいたな」
「ハッ」

「サードの言動を逐一報告。
 以上だ。
 下がりたまえ」

「「はい」」




          ○●○●○●○●○●○●○●○●○●


新しい白い頁を流麗な文字で飾っていくのも、文学的なカホリがして私にぴったりなんだけど。
時代はやっぱりペーパーレス。
今日から日記はワードプロセッサにより行うことにする。


エクーメン歴1491年 春 44日

先日、シンジ君に"どうしてこんな変な日付にするんですか"と聞かれた。
機密を守るためよん。いつ何があったか知られちゃうのはちょっちね。
と答えた。
"なら日記なんかつけなきゃいいのに"
物事の根幹を付くツッコミ。答えに窮す。
それを言っちゃあおしまいよっという諺を学校では教えないのだろうか。
現代教育の荒廃を憂う。

どうでもいいけどこの音声入力って楽ちんよね…ってどうして独り言まで書いちゃうのよ。
あああーーもう
今のは独り言だって言ってんでしょ。あんた喧嘩売ってるわけ!?
くぅううう……前文消去
ってきゃーーー全部消えちゃった。
キャンセルよキャンセルもぉー全てお任せしちゃう。

というワケで少々みずらい文章になるが、全ては"キーボードを打つより楽よ"とか言っていたリツコの責任であることは言うまでもないだろう。

時々シンジ君にも日記を見せて返事を書いてもらっていた、要するに交換日記よね。私一度やってみたかったのよこほん。
ああえっと。要するに
読みずらくてごみんねシンジ君。
きゃー!!なんつってなんてっつぇー




プルルルル

「あ、綾波?こんな夜遅くにごめん」
「…」

「うんミサトさんが怖くて」
「…」

「ち違うよ。そういうんじゃなくって、パソコンの前で独り言言ってるんだ……ミサトさん」
「…」

「そのうち、踊り始めてさ…見てるのがつらくて…誰かに」
「…」

「うん。話を聞いてもらいたかったんだと思う……どうしたらいいかな」
「…」

「あはははは…ひどいよ綾波。
 うん…うん………」

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二次創作目次


エン ゲージ


第1話 ラブ

前編
後編

第2話
 蜻蛉日誌






第3話
 風と雲と虹と




第4話
 赤城の山も? 






第5話
 アスカ来日 





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