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エンゲージ第六話壱

やっとここから、未公開(かってやっておりましたホームページ未掲載)の話数に入ります。
まぁ、7年前に感想をくださった方には一部公開してますので、読んだ覚えのあるかたもあるかと思いますが、通しで読んだ方は一人もいないと思うのでよかったら読んでください。









エン ゲージ


第6話 「瞬間・・・重ねて」

「それでは出席をとります。今日は女子からですね」

「綾波レイさん」

「…はい」


「宇賀神菖蒲さん」
「ちょっと待ったぁあああ」

「はい」


「江湖路地あづまさん」

「はい」
「せんせーアタシの名前、抜かされたわよっ」

「ええ…転入生の………惣流・アスカ・ラングレーさん…と」


「碇アスカよ」

「そうですか。“そうりゅう”と読むのではなくて“イカリ”と読むのですか。
変わった読みですね。振り仮名をふっておきましょう。
それでは、惣流(イカリ)アスカさん」

はいはいはいはぁああああああい

「大変元気が宜しくて結構ですね。そういえば私の子供の頃も、クラスの大部分の男の子が元気よく出席をアピールしていたものでした
その頃私は根部川に住んでおりましてね」


「あの先生って最後まで生徒の名前呼んだことないんじゃないかな」

「ワシの所まで回ってきたのも二三回やからな」


          ○●○●○●○●○●○●○●○●○●

【新総司令室】

「おう、そこの見慣れない顔した優男」

「…」

「お前だお前。さっきからmemo取ったりカメラで撮ったりしてるお前!」

「くぅ、気がつかれ「レンチとってこい」

「はい?」

「落ちたレンチを拾えっていってんだ。さっさとしろ!ひょうろく玉」

「あの…どこに」

「LCLんなかだ!さっさと行け」

どかっっつ
「ええっああああああああ」



「また、間者かね。ご苦労な事だ」

「間者か」

「スパイと言ってもいいがね…それにしても優秀なものだ」

「ここの主といってもいいからな。彼の目をごまかす事はできんよ」
「なかじまあ早弁してんじゃねぇ」

「…」

「確かにな。この新司令室では、彼の意に反する仕事はできん。
つまる所、例の計画の方がおろそかになるわけだが
このところの間者の増加もそれが原因か?」

「それもある」

「ほぉ?」

「"耳"を取ったからな」

「少しは残して置くことはできなかったのかね」

「あれほどあからさまに仕掛けた盗聴器を放っておいては逆効果だ」

「意図的に情報をリークすれば、その後の老人の動きも予測しやすい…前はうまくいってたのだがな
優秀すぎるのもよしあしか」

「…ああ」

「互いに何を知り何を考えているか…まるで手探り状態だ」

「問題ない」

「…誤差が広がっているぞ」

「…サードか」

「ファーストもだ。ダミー計画の遅れ…もはや座視してはおけんぞ
 だいたい、貴様、最近の彼女の部屋の様子を知っておるのか」

「問題ない」

「独自にキャリアアップをしているそうじゃないか、お前も彼女の操縦するヘリに乗ったと聴いたが」

「………………………いつだ」

「まぁそれはいい」

「…………いつの事だ」

「これ以上予定外の事が起こった場合…シナリオの作り直しが必要になるぞ」

「…………………時計の針を戻す事はできない」

「分かっている。全てはこれから起こりうる予定外の事象を如何に減らすかを」

「だが、針を進める事はできる」

「…計画の前倒しか……………期間を短縮するか…確かにイレギュラーの発生する確率は減るが。だが可能なのか」

「できなければ破棄すればいい」

「計画をか」

「…」


「…お前の息子だぞ」

「全てのイレギュラーの中心にサードが居る」

「…」

「どうかしたか?」

「……………いや」

手でも震えていればまだ可愛げがあるというのに
しかし碇を責める事はできんな

「なんだ?」

「忙しくなると思ってな」

「その為の」

「私か…………雑務のせめて30%は引き受けて欲しいのだがね」

「検討しておく」

「前向きにな」


          ○●○●○●○●○●○●○●○●○●

【通路】

愚行を止める意思のない人間には、賢者を気取る資格はない




「キミなら止められるかな。シンジ君」

「なにをですか?」


「……………どうしてここに。今は学校のはずでは」

「呼び戻されたんです。これから作戦会議するからって」

「……………聞いていないが」

「父さん達にはヒミツだって、ミサトさんが言ってました」

「…………誰も彼も私の仕事を増やす為に生きているような気がしてきた」

「うーん。瓢箪から駒ですか」


「…………杞憂という言葉をしっているかね」

「ごめんなさい」

「疑心暗鬼は?」

「それならわかります……けど?」

「そうか…知っていたのかね」

「はい」

「…」


「あ、あの。それじゃ。僕。先を急ぎますので」

「ああ、葛城君には期待していると伝えておいてくれたまえ」

「はい」





気づきたくもない事を…


それにしても
イレギュラーの中心にいるのは本当に彼なのか
そうでないのならば、計画を早める事は不測の事態を招くことにもなりかねん
藪をつついて出てくるのが蛇程度ならば、やりようもあるがな

「一応、警告しておくか」



          ○●○●○●○●○●○●○●○●○●

【ドイツ】

「碇のおねだりか」

「今度はなんだ」

「戦力の増強」

「ふん。弐号機を送ったばかりではないか」

「さよう。理由はなんだね」

「初号機の凍結…ほぉ」

「自分のおもちゃを放棄するというのかね。彼らしくないように思うが」

「報告によると持てあましているようだな」

「自分の息子ををな…だから首輪をつけたいと」

「却下だな。参号機は実験機として必要だ」

「いや、与えよう」

「…議長」

「初号機を監査部の所管に移すことが条件だ。
参号機と四号機を日本へ
サードチルドレンも我々で確保したいが…そこまで甘い男ではなかろうな」

「参号機のパイロットについてはいかがいたしましょうか」
「碇に一任する」


          ○●○●○●○●○●○●○●○●○●
コンコン

「失礼するよ」

「フィフィスか」

「番号で呼ばれるのは好みにあわないと、何度言葉に出せばいいのだろうね」

「渚カヲルという名も、我々が与えた記号にすぎない」

「だから“呼びたいように呼ぶ“とでも」

「用件は?」

「護衛に志願するつもりだよ」

「不要だ」

「空輸なのかい」

「なぜそう思う?」

「空ならば海賊にあわないからね」

「…」

「ジョークさ」

「優先順位の問題だ。お前を失うわけにはいかない」

「今は……参号機達の方が重要ではないのかい」

「護衛は手配する。少なくとも日本まで届ける程度の仕事はできるだろう」

「仕方がないね」


「…回収したコアの様子はどうだ?」

「僕の報告が信用できるのかい?」

「信頼できる部下の報告ならばな」

「せいぜい、精進することにするよ」

パタン




仕事で行くのが無理ならば、プライベートで行くことにしようか。
前回行ったときは夜だったから、あまり見学ができなかったからね



          ○●○●○●○●○●○●○●○●○●

【第二発令所】

「第一回ミサちゃ杯秘密作戦会議を開催します
これより一時間に渡りこの部屋で知りえた情報は全て部外秘としますいいわね」

「…………はい?」

「いきなり呼び出したかと思えば…ミサト、あなただってそれほど暇じゃないはずよ」

「少なくとも私達は今日も徹夜ですねっ。先輩」

「はぁぁぁ洗濯物溜まってるのに」


「E計画担当赤木博士」

「…はい」

「伊吹二尉」

「はい」

「日向二尉」

「はい」

「呼んでもいないのに居る青葉二尉」

「はいっす」

「パイロット3名」

「はい」「なによ」「はい」

「見習い一名」

「ハッ!パイロット候補生見習い補佐アイーダであります。軍曹」

「誰が軍曹よあったく。……全員守秘義務に同意したと見なします
違反者には極刑もありだからそこんとこよろしく」


ぷるぷるぷる

「お兄ちゃんは私が護るモノ」
「ママはアタシのなの」

「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああ早くはじめてくれるかしら?」
「明日も徹夜ですよね?!先輩」


「それじゃまずシンちゃん」

ぷるぷる

「次の使徒ってどんなの?」

「双子です」

「…………はい?」

「ふたつなんです」


「…………レイ、通訳して」

「一体の使徒が二体に分離するとお兄ちゃんは言っています」

「なんで?」

ぷるぷる
「知らないそうです」

「ふぅううううん…どうでもいいけど、なんでシンちゃんの事お兄ちゃんって呼んでるの?」

「碇司令にそう呼べと言われました」

「…髭めがねには聞くだけ無駄ね…どうせわけのわからない理由なんでしょうけど」

「葛城さん、その発言は…少し」

「守秘義務については覚えてるわよね。日向君」


「やっかいね」

「…なにが?」

「シンジ君、その使徒のコアも二つあるのかしら」

ちらっ
ぷる
こくこく

「………」
「………」
「………」


「で?」
「はい?」

「ってシンちゃん、お願いだから日本語喋って」

「………レイ、通訳してくれるかしら」

「一体のときは一つ、二体の時は二つに分かれるそうです
でもある程度傷つくとまた一つになるそうです……一つになると傷が治るのね……」

「民間療法の一種として覚えておけばシンちゃんの時役立つかもよん」

「ミサトさんっ」

「………同時に壊す必要があるかもしれないわね」
ぷるぷる

「…シンちゃんを?」

「パイロットを一緒に壊してどうするの?二つの使徒のコアをよ」

「なんで?」

「合体、分裂を自在にできる以上、二つのコアの間に何らかの関連性がある事は否定できないわ。今までの使徒は、コアを潰せば活動を停止した。でもコアそのものを再生する事ができたとしたら」

「オリジナルとバックアップって事?」

「少し違うわね。恐らく片方の破壊と同時に、残るコアが復元作業を始める仕組みになっているはず。
その意味ではそれぞれがオリジナルであり、そしてバックアップともなるわ」

「根拠は?」

「…仮説よ」

「やまかんね?リツコって仮説だの推論だのばっかなのよね」

「悪かったわね」

「なに言ってんのよ。結構アタってんじゃない」

「でも使徒の双子ですかぁ。兄弟がいるっていいですよね」

「…マヤちゃん」

「そういえば、昨日放送してた五つ子ちゃん、可愛かったですよね、先輩」

「マヤ、昨日も一日仕事をしていたはずだけれど」

「休憩時間に一緒にTVを見ていたじゃないですか」

「今なんつったマヤちゃん」

「TVを見ていたと」

「その前」

「可愛かったと」

「もう一声」

「五つ子ちゃんが」

「何チャンネル?!」
.
「N○Kです。衛星ですけど」


ぴーぴー
第三管区気象台より報告
太平洋上に局地的な極めて強力な低気圧が発生
第三新東京市に向かって猛烈なスピードで北上中


「嵐と共に…か。結構おしゃれね」

「使徒…ですか」

「十中八九ね、日向君、N○Kのアルバイトを連れて偵察してきて」
「「「はい?」」」

「何を考えてるの?あなた」

「パラボラアンテナを見つけることにかけては、彼らは世界一よ。長年戦ってきた私が保証するわ」

「まさかと思うけれど」

「使徒が衛星放送を受信していたと?」

「双子が五つ子になっちゃってる可能性があるって事よん」

「………………まさか」
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二次創作目次


エン ゲージ


第1話 ラブ

前編
後編

第2話
 蜻蛉日誌






第3話
 風と雲と虹と




第4話
 赤城の山も? 






第5話
 アスカ来日 





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