スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

エンゲージ第五話弐


エン ゲージ


第5話 「アスカ、来日」









【エレベーター】


くっつかないでよ!!
狭いんやからしょうがないやろぉ!!
 見ぃ!センセなんか、たわわな胸に埋もれて……後で殴ったる」

「どうしてシンジばっか美味しい目に……」

ママぁ

「ふぇふぇまいんだからっふごふご」

「あぅあんシンちゃん今あん先っぽ噛んだ」

「ままままぁぁぁぁ」

「あふはふ」
チン

「ふぃーやっとついたわね。お茶してきましょ」






          ○●○●○●○●○●○●○●○●○●




【食堂】


「今、つきあってる人いるの?」

「あ?え?いないけど」

「寝相は?」

「良いほうだと思うよ」

「ベットの大きさは?」

「うち布団だから」


「ミサト、日本のふっとんって二人入れるの?」

「大き目のもあるけど、うちのは無理ね……さっきからなんの話ししてんのよ、アスカ」

「なななななんんでもないわよ」








          ○●○●○●○●○●○●○●○●○●




【空母左舷通路】


「かーじさん。こんなとこにいたんだ」

「アスカか。探したかい」

「ぜーんぜん。加持さんって見晴らしのいい所とか高い所が好きだもん」

「…まぁな」

「それよりも、加持さん。ママに会った感想は?」

「冴えない男の子って所かな」

「ひっどぉーい。加持さん嫌い」

「はは、すまんすまん。冗談だよ。
 いきなりの初陣で彼のシンクロ率は40%を超えていたというしな」

ただまぁ情報操作はされているようなんだな。これが。
42. 195%か…りっちゃんあたりがやりそうな冗談だ。
それにしても


「ホント、さっすがママ」

はてさて
外見上は変化がないんだが。
昨日…いや、数時間前のアスカより言動が幼くなってるな。
素直になったというべきなんだろうが…俺の想像以上に無理をしていたようだ。
それにしてもこれじゃ本当に父親役だ、せめて兄貴役で勘弁してもらいたいんだがな。
碇シンジ君の影響か…
そして母親役が彼………
俺が父親…


「…加持さん、なに泣いてるの?」

「ああ、すまん。怖い考えになったもんだから」

「変なの」



ぽとっ


涙・・

これが涙…

漢のNAMIDA


8年前にも流したことはなかったのに




心の汗


青春

中村雅●


ラグビー

走る

夕日に向かって


「なぁ、アスカ。
 夕日ってどこに帰るんだろうな」

「またなにか思い出したの?」

「朝日が丘の大統領」

「なにそれ?」

「漫画だ。ドラマにもなった」

「暑苦しい熱血男が、瑞々しい男子生徒と抱き合うやつ?」

「異論は多々あるが間違っているわけでもないな」

「ママは渡さないわよ。いくら加持さんだって」










          ○●○●○●○●○●○●○●○●○●




【NERV盗聴中】


「朝日ガ丘?夕日が丘の総理大臣じゃなかったかね」

「シリーズ第二弾だ」

「ああ、二匹目の泥鰌を狙ったのだな。まぁ成功事例に習うのはそう悪いことではないが」

「くだらん」

「何故だ?この世は法則に則って動いている。成功するにはするだけの理由がある」

「お前の言うその理由を正しく理解できる人間はいない。
 やっている事は事象の上辺をなぞっているだけだ。それがもたらす結果を理解することもなく…な」

「地を這う人に全体を俯瞰することはできんか。
 TVドラマならば、しくじったとしてもスポンサーに怒られる程度ですむが
 我々の場合はな」

「ああ、気楽なものだ」
「ん?」

「その時は、怒れる人間を道連れに我々も消えている」

「そこまで無責任にはなれんよ」

「私は他人が理解できない。判らないものに対する責任はとれない」

「自分に対してはどうだ?」

「自分への責任?」

「世間では良心と呼んでいるようだがね」
「フッ」



「そう言えば、サードチルドレンを送って大丈夫なのかね」

「誤解を解く必要がある」

「自分の息子を使って初号機を私物化しようとしているというゴカイをか。
 初号機とパイロットを切り離してまで、証明する必要があるのかね」

「ああ」

「エヴァなしでもここは数時間はもつが…賭けのようなものだな。
 輸送中の彼ではなく、地下のアレに向かってくる可能性もあるのだろう?」
「ニヤリ」

「それを試すわけか」

「本物であることの証にもなる」

「今更、ダミーを送ってくるほど、老人達も愚かではないと思うがな」

「問題ない」


「シナリオの要の一つだからな。慎重であって悪いこともないか」
くれーなずぅむぅー

「金八先生か…ごちゃごちゃだな」

「ああ」







          ○●○●○●○●○●○●○●○●○●




【空母】


「まぁーいうぇーーーいぃ♪♪くしゅん。
 それよりアスカは彼のことをどう思ったんだ?」

「もち…………………んと…………さえないかな」

「その割には慕っているじゃないか」


「…どこが良いんだろ」

「俺に聞かれてもな……
 取りあえずエヴァの操縦に関しては才能がある。しかもとびっきりのな」

「…うん」

「いい顔をするしな」

「…うん」


「まぁおいおい見つかっていくだろ。アスカの年じゃ焦るにはまだ早すぎる」

「加持さんは焦らないと一生ひとりもんよ」

「アスカがもらってくれるんじゃなかったのか?」

「なんか冷めちゃった」
「…」

寂しい
なんとなくシンジ君が恨めしくなってきたぞ。



「どうしたの?加持さん」

「何故だか太陽が眩しくてな」

「そっ…。あ、見て見て加持さん、くじら」

「あれは潜水艦だぞ」

「ぶー」







          ○●○●○●○●○●○●○●○●○●




「ママ、ちょっとつきあって」

「うん」

弐号機を見に行くのかな




えっちらおっちどっこいしょ


やっぱり
でも本当に高いところが好きなんだ。なにも上る必要ないのに


「どう?ママ。これが世界初の実戦用に開発された最強のEVAよ
 プロトタイプの零号機やテストケースの初号機なんかと全然違うんだから」

「どこが?」

「……色々」

どぉぅううん

「水中衝撃波・・・
 ちゃぁーーんすう」





          ○●○●○●○●○●○●○●○●○●




【空母】


各艦艦隊距離に注意しつつ回避
「状況報告はどうした」

「目標確認できず」

「何がおこっているんだ」

「潜水艦からの連絡がありません。もっと速度を落とさなければソナーによる補足は難しく」

「バカをいうな。戦闘中に立ち止まって耳を澄ませというのか
 全艦任意に迎撃」





この程度じゃ使徒のATフィールドは破れない…か
危険手当は…請求するだけ無駄だな


「ミサトさん。指揮とらんでええんですか」

「まじで全権渡しそうだから…あの艦長………ええっぃ行きますか」





「ちわーっす。見えない敵の情報と的確な対処はいかがっすかぁ?」

「戦闘中だ。さっさと報告しろ」

「はい。私見ですが、使徒と思われます」

「何故使徒がこの艦隊を?」

「そう言えば…まさか…弐号機?!」




          ○●○●○●○●○●○●○●○●○●




【輸送艦 オセロ】

「はい、ママ。これ着て」

「プラグスーツ」

「あん。ママぁあ、ホック外して」

「うん………ばばか、フロントホックじゃ」

「えっち」

「う、上で待ってるから」



プシュゥ
「アスカ、行くわよ」



「さぁ、行きましょ。
 アタシの見事な操縦を特等席で見せてあげるわ」






「使徒の動き…何かを探してるみたい。目的は弐号機の破壊じゃないのかしら」


          ○●○●○●○●○●○●○●○●○●



【通信室】


じりりん
「ちょっと話しが違いやしませんか?」

[その為の弐号機だ。予備も送った。
最悪の場合、君だけでも脱出したまえ]


「そうさせてもらいますよ」
かちゃ



ヘリは確保しておいたんだが、パイロットがな。
迂闊な人間に頼むわけにはいかないんだが……背に腹は代えられないか。

「邪魔」

「そぉりぃ……ファーストチルドレン…何故ここに?」

「碇君はどこ?」

「さぁ」
「そっ」
かちゃかちゃ

「ああっと。ここで迷子の放送を流すと怖いおじさん達が飛んでくるぞ」

「そう…」

「どうやってここまで来たんだい?」

「ヘリコプターのパイロットさん」

「…君が?」
「そっ」


「…操縦をお願いしてもいいかな」
「イヤ」

「こりゃ参ったな。
 俺も一応できるんだが、今はこいつに集中したいんでね」

「何?」

「君にならわかるんじゃないか?」

「アタッシュケース」

「そうだ。イトー○ーカドーで3000円だった」


「…」
「…」


「話を進めていいかい?」

コクン


「使徒ならこいつをなんと呼ぶかな」

「…わからない」

「もちろん想像でかまわないさ」

「…【希望】」


「なるほどね
 人にとっては?」

「わからない」


なるほどな



かちゃ


カッカッカッカッカッ
トトトトトトトトトト

「ヘリコプターはどこにあるの?」

「あれだよ」

カッカッカッカッカッ
トトトトトトトトトト

「行くの?」

「ああ、なるべく遠くに逃げないとね」


トトトトトトトトトトかちゃっ
「乗って」


「…礼を言った方がいいかな」

「好きにすれば」

「判った。それじゃ俺の事をおじさんと呼んでも一回だけは許そう。
 どうだい?」

「それがお礼?」

「これはすごい事なんだぞ。世界にただ一人、君にだけだ」

「行きましょう。おじさま」

「は?」

くすっ







          ○●○●○●○●○●○●○●○●○●




【空母】

オセロより入電 エヴァ弐号機起動中

「ナイスアスカぁ」
「よっしゃぁ」


「正気ですか?弐号機はB型装備のままですよ」

「「…………あ!」」







          ○●○●○●○●○●○●○●○●○●




【弐号機】

「ドイツ語ドイツゴ
 バームクーヘンドイツンダオランダイッヒリーベディッヒマイファーテるマイファーテルミエーナイノォー
 マオーガイルコワーーイヨォーー♪」

「何してんのよママ」

「今、サビの所だったのに…
 なんだい?アスカ」

「ママこそ何してんの?」

「ドイツ語で考えてるんだけど?」

「殴るわよ」

「なんでさ」
「もういい!思考言語は日本語をベーシックに切り替えたから普段通りでかまわないわ」

「そうなの?よかった。
 …アスカ顔が赤いけど風邪?」

「まともに喋ってたのがイッヒリーベディッヒだけなんだもん」

「…全部ドイツ語だったのに。でもそれがどうかしたの?」

「あの…その…ね」

なにモジモジしてるんだろ。
それよりますます顔が赤くなってるけど、大丈夫なのかな。


「ママ、イッヒリーベディッヒの意味をわかってるの?」

「うん。僕は貴方を愛してるって意味でしょ」

「…ほんとに?ほんとにアタシを愛してくれる?

「うん」後半が聞き取れなかったけど


「ぴーんぽーんご連絡申し上げてよろしいかしらぁーお二人さん」

「「はい」」

「シンジ君も乗っているのね」
「はい」

「…試してみるか」
「はい?」

「こっちの話よ。アンビリーカルケーブルを出しとくから、こっちまで移動してきて」
「了解ミサト」

「落ちないでよー」

「とーぜん。アタシを誰だと思ってんのよ。
 よっし行くわよーママに誉めてもらって、それに…ご褒美のキスをもらうんだから

 エヴァンゲリオン弐号機起動」


スポンサーサイト

コメント

Secret

インテリアカレンダー
プロフィール

TYUUJYOU

Author:TYUUJYOU
FC2ブログへようこそ!

最新記事
カテゴリ
FC2カウンター
FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

二次創作目次


エン ゲージ


第1話 ラブ

前編
後編

第2話
 蜻蛉日誌






第3話
 風と雲と虹と




第4話
 赤城の山も? 






第5話
 アスカ来日 





ブルーレイ
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。