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エンゲージ第三話壱



エン ゲージ


第3話 「風と雲と虹と」






 




ミサちゃんのはんせいにっき そのいち



西暦2015年7月13日 使徒襲来す
敵、要塞都市の迎撃体制を突破するも、サードチルドレンを操作者とするエヴァンゲリオン初号機によりこれを撃破。
原型に近い残骸をサンプルとして回収する。


襲来した使徒(以降第四使徒と呼称)は敏捷性攻撃力防御力、その何れも初回の使徒(以降第三使徒と呼称)の能力を大きく上回っていた。

また、第三新東京市に直進してきた第三使徒と異なり、第四使徒は上陸後大きく迂回路を通った。
その進路には人口密集地が多く存在し、戦自の迎撃も散発的なものとなった。
これは偶然とは考えにくく、第三使徒に対するN2爆雷投下をその教訓としていると思われる。
使徒は学習する。そしていまだ確証はないが、その学習効果をなんらかの方法で他の使徒が継承している。

この二つから導きだされる今NERVの行うべき最優先事項は明白である。
熟慮を願うものである




「葛城君から直訴だ
 確かに作戦課の長がいつまでも独房では、差し障りがある。
 そろそろ出してやっても良いのではないか?」

「"そのいち"というからには続きがある」

「……最終回までそのままかね」

にやり






          ○●○●○●○●○●○●○●○●○●




ミサちゃんのはんせいにっき そのさんじゅう



今出撃時における作戦のポイントは回避困難な攻撃に対する対応であった。
長距離支援攻撃兵装の不備
稼働するエヴァンゲリオン保有機数の不足等の要因により初号機単独による接近戦闘を選択した。

接近までに受ける、敵、攻撃に対しては、
初号機のATフィールドによる防御
サードチルドレンの嗜好方向性の遷移などにより対応
敵攻撃兵器が中距離射程であった事も幸いし、その90%の無力化に成功す。

作戦課が同時に実行した、敵、視覚・聴覚・赤外線・レーダー波・熱源探知に対する攪乱については
その効果は疑問である。
特筆すべき事項としては、第三使徒より回収したコアへの反応が顕著であった事があげられる


反省点としては、作戦後の命令系統の若干の混乱があげられる



かちゃ

「あぅーリツコぉーお迎えにきてくれたの?」

「陣中見舞いよ」

「あっそ」

「まだ反省日記を書いてるの?」

「今30回目よ
 なんかノッテきちゃって」

「そろそろ最終回にしなさい」

「えー!!打ちきりぃ?」

「一回目の反省日記にそのいちなんて書かなければその日の内に出してもらえたのよ」

「うぞっ」





          ○●○●○●○●○●○●○●○●○●


「お、とうとう最終回か。
 しかし独房にいた方が仕事が進むようだな、彼女は。
 ………コアに気づいたか
 彼女にも計画の概要を話すかね」

「不要だ」

「しかし」

「子供の好奇心を満たしてやる義務はない」

「そう言えば好奇心の強い人間は他にも居るな。
 弐号機の問題もある。そろそろ本部に呼んだらどうだね」

「まだだ。ドイツからの報告が来ていない」

「ふむ…確かにカモフラージュとしては必要だな
 零号機の起動試験に成功すればいいが」












「ぷっはぁーーーくぅうううううやっぱぁおうちで飲むえびちゅはひと味違うわぁ」

「ミサトさん、飲み終わった空き缶は台所に持っていってくださいね」

「ふぅわぁーい。
 あ、シンちゃん。明日は午前中から訓練すっから学校は休んでね」

「はい」

「おやすみ」
「おやすみなさい」


「さってっと…今回の一番の反省点は」

レイのボケに引っかかっちゃった事よね。
このままじゃダメだわ。
シンちゃんは相変わらずだし、レイのボケ修行は続いてるし。
独房にまで来るんだもん。やんなっちゃうわね。

それにしてもなんかレイって私にばっかボケるんだけど…
シンちゃんと同居してる事妬いてるのかしら…まさかね。
私もボケればレイの標的になることもないんだけど…知性とあふれる気品が邪魔しちゃって
……そっか。ボケれないならつっこむ。
つっこみの修行をするのよ

「善は急げね」






          ○●○●○●○●○●○●○●○●○●




「おはようござい…書置き?」


ちょっち旅にでます。心配しないで。
じゃーにぃー


「電話しなきゃ」


じりりん
「はい、研究室。あらシンジ君?どうしたの…ミサトが?
 わかったわ。司令には私が話しておくから。シンジ君は連絡するまで家に居なさい」

「逃げるなんてあの子らしくないわね」

プルルルルルル
「私です」



「葛城君が家出だと!?
 わかった。ああ」

かちゃん

「なんたることだ」

「ふっ、上司の仕打ちに堪えかねたか」

「…碇」

ピルルルルr
「私だ
 諜報部へ繋げ
 ああ、そうだ。
 葛城ミサト一尉を逮捕拘禁だ
 そうだ
 理由は…機密保持義務不履行だ」

かちゃん

「スパイ容疑かね。
 また二三日拘留することになるぞ。
 彼女の立場で行方不明になられたのでは、防諜上問題があるのは確かだが」

「問題ない」


「彼女も悪い上司を持ったものだな」
「ああ」

「………」
「………」






          ○●○●○●○●○●○●○●○●○●



「暑いな……やっぱ居ないや」

探しにでてきたのはいいけど……
ミサトさんどこ行ったのかな。
あそこかな。夢の中でケンスケがキャンプしてた…
でも夢の中で家出をしたのは僕だし。

あれ?
路の真中におじいさんが…車は全然通らないからいいけど
何みてるのかな。


「なんじゃ」

「あ、あの…ごめんなさい」

「突っ立て居るのが邪魔か。まったく近頃の若いもんは人をどけることしか考えん」

「あ、違うんです。何を見てるのかなって思って」

「ああ…海を見てる」

「うみゅ」

「海だ」

「だって…」
どうみても山だよね

「ここから先に10キロ程行くと海岸があってな。よく息子を連れていったもんだ」
ふーん

「わしの家はここから500m程離れていての」

「はー」

「わかるか?」

「はい?」

「歩いてどのくらいかかるか」

「10分位ですか」

「一時間じゃ
 年をとるごとに身体が重うなる、つられて心まで重うなる
 いっその事こんな身体は捨ててやりたくなる」

「…でも」


「わしは海をみとるんじゃ」

「うみ?」

「想像の中でわしは自由じゃ。どこにでも行ける、何でも見える」

「海が好きなんですね」

「海はいい」

「…僕泳げませんから」
そういえばあの山だっけ。ヤシマ作戦をしたのって


「お前さんには何がみえとる?」

「山です」

「そうじゃろな」

「…でも…雲になりたいって思ったことはあります
 形がどんどん変わるし…どこにでも行けるし」

「雲は風に流れとるだけだ。自由なんぞとはほど遠い」

「そう…ですね」

「あはは年寄りのたわごとじゃ。それよりお前さん年のわりには重いな。
 若いうちは夢をみることだ、なんぞ夢はないのか」

「夢ならみます。例えば、あそこの山での戦闘の夢を見ました」

わしの言うのは将来の夢…つまり希望のことなんじゃが
しかし面白そうではあるな

「時間がいいならこのじいに話してみなさんかね」




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二次創作目次


エン ゲージ


第1話 ラブ

前編
後編

第2話
 蜻蛉日誌






第3話
 風と雲と虹と




第4話
 赤城の山も? 






第5話
 アスカ来日 





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